あれは3月も終わりが近づいていたある日のこと。
とある会社の株をL社とF社が奪い合っていたのを見て「このまま行けば株主総会は荒れて面白いかも」と思い、1単元分の株を買い株主総会への出席権を手に入れました。
権利確定日が過ぎた時点で速攻売り飛ばしたので、証券会社の手数料を含めて3千円程度の損で済んだので、楽しいイベントの入場券としては妥当な出費でしょう。
残念ながら、その後当事者間での和解が成立してしまいイベント自体には面白みが無くなってしまいましたが、せっかく入場券を手に入れたんだし、そしてM&Aコンサルティングの村上氏が株主総会に行って一言言うとTVで宣言してたんだから観に行ってこようと言うことで、6月24日東京国際フォーラムで行われた「株式会社ニッポン放送 第72回定時株主総会」へ遊びに行ってきました。
定刻の10時より1分遅れて始まった株主総会。
株主からの質問については怒号、罵声の飛び交う中、殆どがフジテレビの完全子会社化に伴う簡易株式交換での引き取り額の妥当性や、新株予約権の発行の不当性を訴えるもので、今となっては90%近くの議決権について委任を取り付けている取締役会に何を言ってもひっくり返るわけもなく、威勢のいい少数株主が吠えているだけといったものでした。
そしてそして、株主からの質問としておおとりを努めたのはM&Aコンサルティングの村上氏。
取締役会の行動について大筋では賛同を唱えたものの、完全子会社化する際に産業活力再生特別法の認定を受け、フジテレビ株との株式交換では無く簡易株式交換で現金引き換えにした事について異議を訴えたが、質問の趣旨を全く理解できていない副社長が訳の解らない想定回答を読み上げて失笑を買い、亀渕社長が強引に質問を打ち切り採決に移り、13時15分、約3時間15分に及んだ株主総会は散会となりました。
東京国際フォーラムの玄関は多くの報道陣が詰めかけていました。
この後村上氏が登場しインタビューを受けていたので携帯で写真を撮りましたが、周りに押されてブレてしまったため何が写ってるのかサッパリ解らない写真になってしまいました。
コメントを残す