メールサーバーも動くサーバーが、いろいろと限界に来ている感じがしてる。
先日の大量スパムでパンク状態になった原因でもある、そもそものリソース不足が顕著になってきたのと、ハードウェア自体が7~8年経って電解コンデンサーがそろそろパンクし始めているはず。
と言う事で、そろそろハードウェアの入れ替えをしなければいけない。
現在のサーバースペックは CPU Pentium Ⅲ×2基/メモリ 768MB/HDD 80GB×3 RAID5 というもの。
HDDの容量は全然余裕だし、CPUの稼働率も通常なら10%未満。しかし、メモリは空きが無くメモリスワップが大量に発生している。
最近はハードウェアが安くなってるし、ガッツリとメモリを載せたサーバーに切り替えようと準備を始めた。
今のサーバーも自作機で、フルタワーのいいケースを使ってるので中身だけ入れ替えをすることにして、マザーボード/CPU/メモリを購入。
CPUはCore 2 Duoで、メモリはとりあえず4GBを用意した。
問題はHDD。
遠方に置いてあるサーバーなので、故障時の耐障害性を考えると今と同じRAID5かRAID6で組んでおきたい。
しかし、SATAでRAID5が出来るボードが高い・・・
Adaptecのもので6万円くらい。ネット通販の安い所でも4万円弱と言った所で、マザボ/CPU/メモリの合計金額よりも高い。
どうしたものかと思案していた所、ZFSというファイルシステムを見つけた。
ZFSは、簡単に言ってしまえば物理HDDを隠蔽して複数の物理HDDを一つの論理ディスクとして見せてくれるというもの。
しかも管理が簡単で超巨大なスケーラビリティーがあり、データの完全性・安全性が高いという、なんだか絵に描いた餅のような理想的なファイルシステム。
ファイルシステムレベルでRAIDの機能を持っているので、RAIDボードも必要ない!
理想的だぁ~
是非使ってみたい!
と、色々調べているとFreeBSDへの実装はかなり進んでいるようだけど、まだブート領域として使えないみたい・・・
正確にはZFSからのブートは可能になっているけど、インストーラーがZFSに対応していないからブート領域に使えないらしい。おしい!
現在開発が進んでいるFreeBSD 8.0で対応できるかな?と思ってベータ2を入れてみたが、まだインストーラーは対応していない様子。
一応LiveCDを使って、いろいろ技を駆使するといけるらしいが、万が一障害が発生した時の復旧を考えると使えない。
ネットで事例を探していると、/boot だけUFSに置いておけば、あとはZFS上に展開できるようで、安いUSBメモリーに /boot だけ置くようにしてUSBメモリーから起動させ、HDDはZFSにしておいて /boot 以外全部入れるという使い方をしているらしい。
なんかいけそうな気がしてきたので実験をしてみようかな。
うまくいけば高いRAIDボードを買わなくて済みそうだしね。
コメントを残す