昨日とても悲しいニュースが報じられた。
アップル社の前CEOスティーブ・ジョブズ氏が亡くなったというニュースだ。
アップルの新製品発表が行われた翌日、氏が関わった最後の製品であろうiPhone 4Sが世に発表されるのを見届けた直後というタイミングはなんとも運命的と言わざるを得ない。
どうも私は廻りからアップル社の製品に興味が無いと思われているフシがあるが、案外とジョブズ氏の製品と関わりがあった。
日本国内で初期のMacintoshが発売になった時は、どういう訳か地元にあった代理店の発表会の招待状をもらい見に行った記憶がある。
それまではN88-BASICやMS-DOSの画面に慣れていた私にはとても衝撃的な対面であったと記憶している。
そして、とても深く関わったのはNeXTSTEP。
よく考えられ、よくできたOSだったと思っている。私がBSD好きになったのはきっと、始めて触れたUNIX系OSがNeXTSTEPだったからかもしれない。
NeXTSTEP自体はかなりマニアックな人しか知らないかもしれないが、現在のMacOS Xの元となっているもので、その設計思想は多くのOSに影響を与え、今でも最先端のものとして通じる。
56年という決して長くは無い人生であったが、その功績は年齢だけでは表せないくらい偉大なものであった。
遺されたアップル社は、氏の追い求めた理想の実現を今後も行っていけるのか。
そして、彼に変わるイノベーターがIT業界に現れるのだろうか。
スティーブ・ジョブズ氏のご冥福をお祈りいたします。
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