怪しいメール


久々に詐欺メールが来た

内容は

件名:電磁記録追跡による債権回収委託手続きの通知
送信者:[CKS]通信契約紛争仲裁機構 <info@jwystcjahkxp3k.link>
 
※本通知は『法的証拠能力のある電子署名付き証明書』、『電磁的記録又は文書に準ずる物件』であり、民事訴訟法第231条にて「準文書」に相当し、「文書と同等に扱うもの」になり、民事・刑事の訴訟では「証拠能力を有するもの」となります。
 
当職らは貴殿の登録情報のある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携信用情報機関により回収の任を承りました。
 
《xxxx@xxxxxx.xxxへの通知理由》
登録状態にあったWEBコンテンツにおいて利用意思が無くなった際に「自身のアドレスを記載して解約希望」と申請せずに放置した事による料金
 
貴殿(本メールアドレス所有者)はWEBContents(インターネット上における電子商取引に基づいた有料サイト及び無料期間を設けた月額制サイト)ご登録後、無料期間終了後に正式な解約処理を行わないまま放置をされ
現在、利用料金を滞納している状態となっております。
 
電子商取引による利用履歴に基づき、貴殿に対して利用料金のお支払については、再三のインフォメーション内の督促通知にてお知らせしていたにもかかわらず、支払いがなく、現在多額の延滞金が発生しております。
2017年7月5日現在
未納金総額
(【798.500円】 )
※個人情報に配慮し一部非表示※
※遅延金等を含む
 
つきましては、未納分及び延滞損害金をお支払頂く様本状にて勧告とし、貴殿に穏便に問題解決する意思がある場合は、当方にて合意解約(和解契約)の手続きを行えるよう手配致しましたのでご確認ください。
 
■合意登録解除とは■
本通知確認後、速やかに本状より登録の解除の申請を行った場合は、利用者の意思を尊重し、発生している未納金および損害金の支払いが免除され、登録情報の削除が行えます。
当方での代行手続きにより該当コンテンツの解約処理完了時に本状および貴殿の個人情報は削除され、当該請求が停止および免除となります。
完了時、希望する場合にはデータ消去証明書等を発行します。
合意解約によりコンテンツ管理元との債権債務が解消され、貴殿との和解が成立します。
 
↓申請の手続き方法↓
継続利用の意思が無く未納分の支払い免除措置を希望する場合は、本状を閲覧後、本メールに「合意登録解除」と記入の上そのままご返信下さい。
 
※必ず本状が受信されたアドレスからご返信下さい。
その他のアドレスからではご本人確認が取れず申請が無効となります。
 
尚、このまま和解手続き、および支払い意思の連絡、いずれかのご返答が確認できなかった場合は債権回収三次団体への委託処分となります。
債権回収三次団体は国からの認可を受け、合法的な強制処分を執行できる機関となります。
 
1.ご口座及び給与の差押え
2.所有財産(ご自宅、家財、車)の競売処分
3.自宅への訪問及びご自宅のポスト及びドア等への督促状の貼り付け
4.ご親族、職場へのご連絡と代理返済の要求
を代理人弁護士を通じて法的手続きによる執行と致します。
このような事態にならないよう貴殿の速やかな対応をお願い致します。
 
※ご自宅訪問の際は財産物の強制没収と売却が行われます。
(テレビやパソコン、携帯電話など生活必需品以外の全ての財産物を強制売却致します)
 
上記のように、手続きを拒否した場合認可団体へ債権が委託され日常生活に支障をきたし、更に親族や知人にまで多大な迷惑がかかる事となります。
貴殿の速やかな対応が予期せぬトラブルを防ぎ、これ以上の請求の発生を防ぐ唯一の手段となりますのでご対応の程、お願い申し上げます。
 
以上

検索すると同じ文面のメールに関する情報が沢山出てくるので、よく出回ってる物のようですね。
文章を読むとイロイロ突っ込みどころがありますねぇ。
まず「本通知は『法的証拠能力のある電子署名付き証明書』」って書いてあるのにメールは電子署名されてません。
どうせならちゃんと署名を付けてくれば、それっぽいのに。
まぁ詐欺集団が電子署名を付けた所で、メールソフトが署名の検証したら不正な物だってバレちゃうから無駄だろうけど。
あと「電子署名付き証明書」って、この文章自体は証明書じゃないよね~、何が言いたいんだろう。

次は「提携信用情報機関により回収の任を承りました」って、信用情報機関は信用情報の管理をするだけで債権を扱う事は無いので「債権者から回収の・・・」とかの方が本当っぽい気がしますね。

「WEBContents」これだけ英語でそれっぽく書いてるけど、ウェブコンテンツってウェッブサイトの情報全部が該当するから何のサービスの事か分かんないよね~。
こんなので騙せると思ってるのかなぁ。

そうそう、送信者の所には「通信契約紛争仲裁機構」とか書いてるけどメール本文では一切名乗ってないし、連絡先とか何も書いてないのってビジネス文章としてダメだよね。
だいたい「jwystcjahkxp3k.link」なんて変なドメイン名使って、もう少しそれっぽい名前のドメイン取るとか工夫しないと怪しさしか漂ってこない。

なんかお粗末なメールですね。

トリップメーター


前回の記事で、Arduinoを使ってラリーコンピュータを作ることを目標にしてしまったので、まずはラリーコンピュータを作るのに必要なものを考えてみよう。

ラリーコンピュータは、

  • 時計
  • トリップメーター
  • 主催者からの指示速度
  • スタート時刻

といった要素を元に、走行中の競技車両がその時点での正解時間に対してどれくらい早いのか遅いのかを計算してくれる装置です。

これらの要素の中で、

  • 時計
  • 主催者からの指示速度
  • スタート時刻

の3つはコンピュータ内部の処理だけで済みますが、トリップメーターだけは外部からの入力が必要になる面倒なヤツです。

通常ラリーコンピュータのトリップメーターは、車速パルスと呼ばれる車が速度(走行距離)に合わせて出してくれる信号を利用しており、車速パルスはカーナビも自車位置を測位する目的で使用しています。
なので、この車速パルスをArduinoに取り込んで距離を計算し、トリップメーターに利用したいと思います。

車速パルスについてはJIS規格があり『JIS D 5601 自動車用スピードメータ』に定義されています。
そう車速パルスは元々スピードメータに速度を表示するための信号なのです。
昔の機械式のメーターが大元になっていて、20年くらい前までの車ならトランスミッションからスピードメータにケーブルが繋がっていて、中のケーブルがグルグル回る速さでスピードメータが指す速度が決まるという仕組みでした。
このケーブルがグルグル回る速度が『637rpm』の時、車は『60km/h』で走っているものとするとJISで規定されています。
rpm は revolution per minute の事なので1分間当りの単位で、km/h は kilo metur per hour の事なので1時間当りの単位と時間軸が違うので統一して考えてみよう。
60km/h を 分速に直すと 60km/h ÷ 60分 = 1km/min となり1分間で1km進んでいると言う事になります。

637rpm = 1km/min というのがJISの規定なので、車が 1km 進む間にスピードメータケーブルは 637回転 すると解釈する事ができます。
と言う事は、スピードメータケーブルが 1回転 した時の走行距離は
1km ÷ 637回転 = 0.0015698587127159km = 1.569858712715856m
と言う事になります。

車速パルスはスピードメータケーブル1回転当り『2パルス』『4パルス』『8パルス』『16パルス』を発生させるものがあり、最近の車は概ね『4パルス』発生させるようです。
と言う事は、スピードメータケーブル1回転当り4パルスなので1パルス当りの走行距離は
1.569858712715856m ÷ 4パルス = 0.3924646781789639m/パルスと言う事になります。
1パルスで39.24cm、結構細かく距離が測られている事が分かりますね。

これらの事から、Arduinoで車速パルスをカウントし、カウントした数に『0.3924646781789639』を掛ければトリップメーターが作れると言う事が分かりました。

あとは、パルスの入力回路とか表示器をなんとかすればArduinoでトリップメーターが作れそう。

Lチカ


今、IT業界のホットな話題はIoT(Internet of Things)と言ってもいいでしょう。
いろんなモノがインターネットに繋がって勝手に通信をして情報交換を行う、なんだか凄い世界です。

一応ITエンジニアの端くれとして分かった振りをするためにも、とりあえずの知識だけは身に付けておく必要があるので、Arduinoとかいうマイコンで遊んでみる事にした。

購入したのはOSOYOOとか言う所が出している『Arduinoをはじめよう 互換キット UNO R3対応互換ボード 初心者専用実験キット 基本部品セット20 in 1』です。
Arduinoキット

Arduino UNO R3互換ボードの他、LEDやLCD表示器、各種センサーなどいろいろセットになっていて、とりあえず本などに書かれているサンプルが一通り試せるようになっている。

注文したキットが届いたので動作確認も兼ね、プログラミングの世界で初めてやる『Hello World』を表示してみるみたいなノリの、Arduinoで初めて作る定番のLチカ(LEDをチカチカ光らせる)をやってみた。
Lチカ
何事も無く無事動作したので動作確認終了。

ただLチカだけやっても意味が無いし、何か目標が無いとすぐに飽きてしまうので、とりあえずラリーコンピュータをArduinoで作ってみる事を最終目標に遊んでみる事にする。

ラリーコンピュータは、アベレージラリーと呼ばれる類の競技で、ナビゲーターが時間と距離と指示速度を元にややこしい計算をするのを助けてくれる賢いヤツですですが、今や新品を手に入れる事がほぼ不可能な絶滅種となってます。
なので、そんなモノを作れたら面白いかなと言う事で、暇を見つけながら進めていこう。

PHPのエラーログで文字化け


PHPのerror_log()関数でApacheのエラーログ等に日本語のメッセージを吐き出すと
\xe8\xaa\x8d\xe8\xa8\xbc\xe3\x81\xab\xe5\xa4\xb1\xe6\x95\x97\xe3\x81\x97\xe3\x81\xbe\xe3\x81\x97\xe3\x81\x9f\xe3\x80\x82といった感じに文字化けして出てくる時がある。
まぁ厳密には文字化けしている訳ではなくて、セキュリティの観点から適切にエスケープ処理してくれているだけなんだけど、デバッグ中の身としては余計なお世話だったりする。 (^^;

Apacheの環境設定をいじるとエスケープされなくなるようだけど、お客さんのとこの環境を勝手に変える訳に行かなかったり、他の表示に影響が出る場合があるのであまり環境設定をいじりたくない。

とりあえずプログラムでエスケープされた文字を復元したりしていたけど、急いでいる時はやっぱり不便。
何かいい手はないかと探していたら、perlを使って文字を復元する方法を見つけた。
それをそのままtailコマンドからパイプで繋ぐとログを流しながらちゃんと日本語が読めた!
って事で、忘れないためにメモしておこう。 φ(..)
tail -f logs/error.log | perl -nle 's/\\x(..)/pack("C",hex($1))/eg;print $_'

三菱東京UFJ銀行


今日はどういう訳か朝から三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺メールが何通も届きます。
残念ながら三菱東京UFJ銀行に口座を持っていないので、私を騙す事はできません。

しかしまぁ怪しさ満点のメールです。

三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺メール

三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺メール

先ず以て日本語が変です。 (^_^;
HTMLメールで送られてきていますが、画像が一つ貼り付けられているだけのお粗末なHTMLメールです・・・
ヘッダー情報を見ると大元の発信元はルーマニアのようです。

画像にはリンクが設定されているのでクリックしてみます。
またまた怪しさ満点のページが表示されます。

三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺ページ

三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺ページ

三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングページのログイン画面をコピって作ったんでしょうが、使ってる文字コードがおかしいのでタイトルが文字化けしてます。
ページのソースコードを見ても文字化けしてる箇所がたくさん有ります。
そしてなにより、インターネットバンキングなのにクレジットカードの情報を入れろという暴挙にでてます。 (^_^;
しかも、入力フォームの所だけ英語表記です。きっと日本語が書けなかったのでしょう・・・

フォームに適当な数字と名前を入れてログインボタンを押すと三菱東京UFJ銀行のトップページに遷移していきました。(皆さん、本当のクレジットカード情報を入れちゃいけませんよ)

なにかもう少しトラップがある方が面白いのに、シンプルにクレジットカード情報を詐取するだけのようです。

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