私の住む横浜市では4月からゴミの分別が細かくなります。
とは言っても私の住む地区は昨年10月からモデル事業対象地域と言うことで、先行で細分化した分類で収集が行われています。
先日、とあるTV番組で横浜市の取り組みと分類に関する案内を放送していました。
その中でアナウンサーが分別の基準が分かりにくいと言ったゴミの種類がありました。それは『プラゴミ』>>(横浜市の分類はこちら)
番組ではコンビニのお弁当を例に説明していたのですが、アナウンサーの方が解らないと言ったのはお弁当に付いてくるフォーク。
横浜市の分類からいくとフォーク自体は家庭ゴミで、フォークが入っている袋はいわゆるプラゴミなんですが、アナウンサーの方はこの分け方に納得がいかない様子。
フォーク自体もプラスチック製なのになぜ家庭ゴミなのかとスタジオでコメントしているんです。
簡単ですね~、分類表をよ~く読んでください。プラゴミと呼んでいる分類は、正確にはプラスチック製容器梱包なんですね。
容器梱包ですから、フォークが入っていた袋は梱包に当たるのでプラゴミ。フォーク自体はプラスチックでできた製品なので家庭ゴミなんですね~。
アナウンサーの方、仕舞いにはメーカーは表示をちゃんと付けて欲しいなんて言い出していましたが、リサイクル用の「プラ」マークは、製品には付けられないんですよ。
「プラ」マークはプラスチック製容器梱包に付けるリサイクルマークなんです。だから製品には「プラ」マークは付きません。法律上の規定なんです。
詳しくは財団法人日本容器梱包リサイクル協会の案内を見ましょう。
なぜ詳しいかというと、仕事で一時期この容器梱包リサイクル法に関連する業務を行っていたんで勉強しました。
アナウンサーの方も、市民に紹介する立場なんだから勉強してくださいね。
そうそう、この法律の規定だとおもしろい問題が発生するんです。
私がいつもお世話になるスーパーのお総菜。
発泡スチロールのトレーにお総菜が載ってラップでくるまれてます。
昨年の9月にも書きましたが、お総菜は食べちゃうので残るのはラップとトレー。
このラップが曲者なんです。
スーパーで買ってきたお総菜を包んでいるラップは、法律に則りプラスチック製梱包になるのでプラゴミに出します。
でも、同じものが家にもありますよね。
お皿に冷えたお総菜をのせてラップで包んで電子レンジへ。よく使うサランラップなどと呼ばれるラップです。
これ、ラップがプラスチック製の製品として売られているので、杓子定規に解釈するとこのラップは家庭ゴミです。
お店が梱包材として使えばプラゴミで、家でお皿に掛けたラップは家庭ゴミ。なんとも釈然としませんね~。
あんまり深く考えると寝らんなくなっちゃうので、考えないことにします。
私はプラゴミに突っ込んでます。 (^^;
まぁゴミの収集段階で区別できないでしょう。